翻訳と辞書 |
ローマ (ローマ神話) : ウィキペディア日本語版 | ローマ (ローマ神話)
ローマ(Roma)は古代ローマの女神で、ローマという都市、ひいては国家を人格化した神である〔Mellor, 956.〕。アントニヌス・ピウス記念柱の基壇に描かれている。 == いつごろ成立したのか == 紀元前280年-276年と紀元前265年-242年のローマの硬貨に描かれたヘルメットを被った女神はローマだとされることもあるが、完全に特定されたわけではない〔"Sear Roman Coins & their Values (RCV 2000 Edition) #25"(www.wildwinds.com 、2009年6月22日閲覧)より。ただし、Mellor, 974-5 には初期のヘルメットを被った肖像へのより試験的なアプローチを試みている。他にディアナという説や、トロイ人虜囚のRhome(ギリシア語の ''rhome'' すなわち「強さ」を神格化した女神)という説もある。Rhomeについては Hard, R., Rose, H.J., The Routledge Handbook of Greek Mythology, 2003, p586: 部分プレビュー: .〕。古代ローマの初期の硬貨にはアマゾーンのような女性闘士が描かれたものもあり、ローマではないかと言われているが、女神というよりもゲニウスのようなものと解釈される。エンニウスは「祖国ローマ」をローマに擬人化し、キケロは彼女を「ローマ国家」だとしたが、どちらも「女神」ローマだとは言っていない〔Mellor, 963, 1004-5.〕。ローマ神話の中でローマという名前からその家系が考案され、最終的にギリシアの女神とされた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマ (ローマ神話)」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|